加嶋洋子先輩「ごめんな、実は卒業まで黙っとこうと思っててん。」
石原「どうしたんすか、加嶋先輩?? なんか悩み事でもおありになるんですか??」
加嶋洋子先輩「・・・・・・・。(うつむきながら、何か思いつめた様子。)」
その場にいる部員全員「・・・・・(ざわざわ)・・・・・。」
加嶋洋子先輩「うち、今まで柔道女子やったんやけど、本当の使命は"シン"を倒すことやねん。必ず倒さな
あかんねん!!」
丸川大輝先輩「は??」思わず目を見開く。
加嶋洋子先輩「だまっとってごめん!! (すうっ) 」大きく息を吸い込む。
パァアー。洋子先輩の周りに光が集まっていく。
中嶋 「えっちょっと待って、加嶋先輩のまわりのあの光何??」
加嶋洋子先輩「洋子!!いきますっ!!」
ひゅーーーーーーーーーっ
ドンッ
部員all 「うぉーーーーーっ!!!」吹っ飛ぶ部員たち。
藤田「ってーー。腰打った。宮崎、大丈夫??」
宮崎「ちょっと、打ちましたね。」
大澤先輩 ゆっくり立ち上がる。「加嶋ちゃん・・・。」
本吉「シン・・・・・??もしかして、加嶋さん召喚士?!」
児玉「召喚士ってゆーと、あの??」
加嶋洋子先輩「・・・。今まで明石西出身言うとったけど、ほんまは"べベル"ってとこの出身やねん。」
「徳島でティーダの目撃情報を聞いてから6年。ずっと探しよったんやけど、どこにもおらん。
西医で西の人も見たけど、見つからんかったんや。」
「でも今年、東の方で目撃情報があってん!やから、行ってくるわ!!」
原田先輩 「東京に婚約者がっておっしゃってましたよね、なるほどそうだったんですか。」
加嶋洋子先輩 「うん!!行ってくるわ☆!!6年間 ありがとな。じゃっ☆」
その一言を残し、加嶋先輩は颯爽と道場を後にした。
東京での加嶋先輩武勇伝を現柔道部員が聞くことになるのは、それからそう遠くはなかっ
た。
-完ー
〈キャスト〉
召喚士 加嶋洋子
部員A 石原和憲
部員B 中島広太
部員C 藤田健嗣
部員D 宮崎隆大郎
部員E 本吉司
部員F 児玉彩子
部員G 原田みどり
〈友情出演〉
部員H 丸川大輝
部員I 大澤政裕
☆HOT OFF SHOT☆
TAKE1 「何故か逃げちゃってるver☆」
Q.正解は誰でしょう??
A.正解は記事の最後で。
TAKE2「タイミングが合わない~笑!!」
→This shot☆
道場をはわいてくださってます。
←This shot☆
加嶋先輩のIphone。
なんと"トラ柄のパンツ"がはかせてありますょ!!
これが出るまでがちゃがちゃをお引きになったんだとか。
A.宇和川さん 佐藤くん 藤田くん ギャラリーへ
徳島の柔道39号に、我が部の顧問、永廣信治教授の特別寄稿が掲載されている。永廣教授の柔道にかける思いや、柔道を始めるに至った経緯、恩師と柔道そのものに対する感謝が綴られている。現在さまざまな不祥事で揺れる柔道界だが、柔道が少年少女の健やかな成長に貢献することを説かれ、またその発展を祈願する寄稿となっている。
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